阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)が4日、母校の兵庫・仁川学院で自主トレを公開した。キャッチボールやティー打撃などで約2時間汗を流し「年が変わって、いよいよというところ。しっかり頑張っていこうと思っています」と、気持ちを新たにした。

この日は母校にバッティングマシンを寄贈。後輩たちに「頑張って欲しいという思いでいつもいますし、これを使って一生懸命練習して、勝利を目指して頑張ってください」とエールを送った。仁川学院は佐藤輝が在籍していた4年ほど前からマシンが故障しており、その期間は打撃投手のみで練習を行っていたという。最速150キロの直球や130キロのスライダー、カーブなどを放つことができる高性能なマシン。母校にとって悲願の甲子園初出場を後押しをした形だ。監督の辻元伸一さん(46)も「部員ももちろん喜んでいます。今あるマシンが壊れていて、修理したら使えていたんですけど、いいのをいただいたのでありがたいですね」と感謝した。

「しっかり結果を残すことが一番喜んでもらえると思う。それで部員が増えたりしたらうれしいなと思います」。21年の目標には「新人王」を掲げた。期待のアマNO・1スラッガーは、仁川学院の看板を背負いながら飛躍していく。