今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕、京産大・北山亘基投手(3年=京都成章)が9日、京都市内の同大学グラウンドで本格始動した。

OBでマリナーズからFAの平野を目標とし「このグラウンドからメジャーに行かれたと考えると、僕も上を目指していきたいという気持ちには常になります」と最終目標とするプロ入りへ決意を示した。その先輩を手本に「良い投手の方は土台がしっかりしている」と股関節周りの使い方などを参考にフォームに取り入れている。勝村法彦監督(64)が「人づてに平野が(北山を)良い投手と言っていたと聞きました」と明かすように、持つ才能は確かだ。

高校時代にはドラフト指名漏れを経験。「最終的にはプロで野球がしたい」と意思は変わらないが、主将兼エースは「チームは春の全国が目標。自分が投げる試合は全部抑えて勝ちたい」と、まずは18年秋以来のリーグ優勝を誓った。