阪神青柳晃洋投手が全国の横手投げ少年たちの手本になる。ソフトバンク高橋礼が“アンダースロー投手を絶滅させたくない”と発言していることを受け、虎の変則右腕もうなずいた。「僕自身もお手本にする選手は少なかった。小、中、高校生のお手本になりたい。マネして出てくるような選手がいっぱい増えたらうれしい。高橋礼と同じ気持ちです」。高橋礼とは19年の球宴での試合前練習で意見交換した間柄。思いは同じだった。

青柳の横手投げ転向は小学6年生だった。「少年野球とかだったら、横手、下手投げはよくないと言われる人が多かったんで、そうじゃないんだよというのはしっかり教えたい」。この日は鳴尾浜で自主トレを行い、今年初めてブルペン入りし、直球を30球投じた。今季も先発の柱として活躍し、自分のフォームをマネてくれる少年たちを増やしたい。