8年ぶりに楽天に復帰する田中将大投手(32)が30日、都内ホテルで入団会見を行い、東京オリンピック(五輪)に向けての思いなどを語った。

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もう1つの世界の頂も見据える。田中将は1年延期となった東京オリンピック(五輪)について「正直もう2020年オリンピック開催ということで、自分は出られない立場にあった中で延期になって、日本球界に帰ってきて、出るチャンスがあるということなので、もうこれはもう心から、選ばれたなら僕はもちろん断る理由なんてないですし、出たいと思ってます」と出場を熱望した。

野球が最後に五輪で行われた北京大会はプロ2年目でメンバー入り。3試合に登板し7回無失点もメダルを逃した。「悔しい思いをして終わっている。野球がオリンピック競技からまたなくなってしまうという状況なので、自国開催ですし、金メダル取りたいなとは思っています」と力強く宣言した。

今後は2月中旬頃のキャンプ合流を目指し、自主トレを継続する。「ボールにしてもマウンドにしても、アジャストしていかないといけない部分はたくさんあると思う。いろんなことを想定しながら生活もそうですし練習していければなと思っています」と7年の時を埋めていく。