楽天田中将大投手(32)が、復帰後初実戦となる日本ハム戦に先発し、2回4安打3失点で降板した。1回に中島、西川に連打を浴び、一、二塁から中田に先制の3ランを被弾。2回は変化球を勝負球に使って、先頭の清水をスライダーで空振り三振、石井を三ゴロ、松本剛は中飛に抑えた。最速は148キロをマークし、球数は39球だった。

登板後、取材に応じた田中将は開口一番に「無観客はやっぱり寂しいです」とコメント。自身の投球自体に関しては「ボールのスピードも自分が思ってた以上に出ましたし、こういうふうにゲームで2イニング投げることができて、すごくいい段階を踏めてるんじゃないかと思います」と手応えを示した。

先制の3ランを浴びた中田との対戦については「ホームランを打たれてるんでね。さっきも裏で『田中さん、お久しぶりです』って笑顔で言われましたね。余裕な笑みであいさつされました」と笑顔を交えながら、シーズンでの対戦では「それは、もちろん」と封じることを誓った。