梅ちゃんに、聞いてみた! 阪神梅野隆太郎捕手(29)が沖縄・宜野座キャンプで単独インタビューに応じた。日刊スポーツがこのほど、公式ツイッターアカウント「極トラ・プレミアム」で梅ちゃんに聞きたいことを募集。虎番磯記者がまとめた質問に、ざっくばらんに答えた。背番号2の新パフォーマンス募集をはじめ、ドラフト1位佐藤輝や大山ら仲間のこと、プライベートの時間まで、本音トークでぶっちゃけた。【取材・構成=磯綾乃】

   ◇   ◇   ◇

-大山選手が新キャプテンに就任しましたが、キャプテンらしいと思った瞬間はありましたか?

梅野 やっぱり会話からもう変わったかな。もともとどっちかと言ったらあまり言わないタイプだったけど、表に出たらこんなこと言えるんや、とかこんなこと実際に考えてるんや、って会話をするようになりました。自主トレからずっと一緒だからこそ、そういうふうに感じるものもある。実際に、こうしないといけない、こうしていきましょう、というのを本当に、すごく物事をはっきり言うようになったかなと思います。

-SNSで糸原選手との写真を良く見ますが、話す機会は多いですか?

梅野 昨年選手会長とキャプテンで、役割もあるやろうけど、すごい野球の話多いです。野球の話をするからこそ、プライベートでも仲良くというか、いろんな話する仲ですね。

-今年は外出できませんが、キャンプ休日のホテルでの過ごし方は?

梅野 やっぱり映画とか。もともとテレビっ子じゃなかったけど、自粛期間とかで映画を見る機会もあって。プロジェクターを使って、めっちゃいいです。

-どんな映画ですか?

梅野 いろんなジャンル見て、全部良かったから、最近は…「今際の国のアリス」を見ました。

-験担ぎやジンクスは気にする方ですか?

梅野 気にするっちゃ気にしますね、この世界だから。例えば小っちゃいことで言ったらケータリングのご飯を、昨日ラーメンで打ったからラーメンにしようか、とか(笑い)。

-シーズン中も?

梅野 シーズン中、ようしますよ。しかも結構、人のを見たりする。(糸原)健斗しかり、(大山)悠輔とか、みんな気にしたりするので。「はい、お前昨日打ったけん、これやな」みたいな(笑い)話したりします。みんなそうなんやなーって改めて感じています。

-いつもたくさんのボールを止めてくれていますが、あざは大変ですか?

梅野 あざは出来るけど、それなりのあざやったら仕方ない、職業病やし。全部が全部、あざ出来てるわけじゃないです。防具に当てることも技術やし、違うとこに当たったらもちろん痛いけど、基本的には防具に当てて防具で止める。逆に吸収するぐらいの気持ちでやっています。

-選手会長を近本選手に譲って、チームの見方は変わりましたか?

梅野 それはないですね、あんまり。自分自身も、選手会長はずれたから肩の荷が下りたとか全く思わない。逆にそれぐらい気張って、変わらずやろうと思っています。多分、自然とやるやろうし。変わらないって分かってるからこそ、チカ(近本)にバトンを渡したっていうのもあります。

-今年のキャンプは年下が多いですが、ここまでの手応えはありますか?

梅野 個人的には、年下の選手たちが底上げしてどんどん目立っていくのがチームの上昇やと思います。レギュラーが目立って当たり前のようなチームやったら、争いもないと思う。だからこそ、ルーキーだったり育成の(小野寺)暖とか。目立つからこそチームも上昇していくと思うから。すごくいいチーム状況じゃないかなって感じます。自分が年上になったからこそですかね。

-例年より新人が話題になることがことが多いですが?

梅野 それがやっぱりいいと思います、自分は。新しい選手がどんどん出てきて、いいチームの循環だと思います。

-シーズンに入ってもそれが続けばいい?

梅野 そうですね。ケガがあってその人が出来なかった時にカバー出来る、それがチームやと思います。全員が全員出られるわけじゃないし、そこの戦いもシビアなとこはあるけど。それが出来るのはチーム状況、レベルが高いチームやと思うし。それに負けないように俺らはやるだけです。それが優勝になってくると思います。強いチームの条件でもあると思います。

梅野インタビュー前編はこちら―>

阪神担当のツイッターはこちら―>

阪神ニュース一覧はこちら―>