ヤング山賊大暴れ!! 高卒6年目の西武愛斗外野手(24)が、プロ1号となる先制ソロと、同2号の逆転3ランを放つ大活躍でチームの連敗を3で止めた。今季「プロ1号」を打ったのはブランドン、若林、呉、渡部に続く5人目。山川、外崎、栗山らを欠く中で台頭した若手が「お宝」2つでチームを救った。

8回、1点差に迫りなお1死一、三塁。愛斗は「呉さんが(2点適時打で)つないでくれたので、なんとしても三塁走者をかえそうと」欲張りすぎずに打席に入った。ロッテ小野の4球目、真ん中低め151キロ直球を振り抜くと打球は逆方向の右中間席へ。値千金の1発に「入るとは思わなかった。とにかく勝てたのがうれしい」と喜んだ。2回1死からのプロ1号も「とにかく塁に出ることだけを考えていた。打った瞬間入ると思った」という無欲の1発だった。

今季2軍で打率4割2分6厘、4本塁打と絶好調。前日8日に昇格し楽天戦で即先発出場した。2軍で長らく苦楽を共にし、先に昇格していた呉とは「ファームにいる時から2人で圧倒的に打とうと言っていました」と活躍を誓い合っていたという。「今日だけに限らず、ここから最後まで試合に出続けられるようにやっていきたいです」。若き山賊が最後まで“お宝”を狙い続ける。【鈴木正章】

▽西武若林(1番で1安打2四球2盗塁)「走れるときは積極的に行く、という攻めの気持ちを持って臨んでいるのがいい結果に結びついていると思います」

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