日本ハムの背番号「27」は歴代、チームの顔ともいえる捕手たちを中心に背負われてきた。

大宮龍男(77~87年)は、82年ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)を受賞した経験を持ち、96年から4シーズンにわたりコーチとしてチームに在籍。現在は解説者を務めている。

名女房役として現役生活を29年続けた中嶋聡(11~15年、現オリックス監督)も「27」を背負った時期があった。04年の日本ハムに移籍後は「32」を7年間着用したが、11年から変更。オリックス時代の89~97年まで使用していた番号に戻った。日本ハムでは07年からコーチ兼任となり、リーグ制覇4度のチームを支えた1人だ。

「2」から変更し、中嶋の後を継いだ大野奨太(16、17年)は、17年WBC日本代表に選出されるなど、チーム在籍9年間で大きく成長した。受け継いだルーキーの古川裕大(21年~)も次世代の正捕手として期待される。