青学大のスーパールーキー、佐々木泰内野手(1年=県岐阜商)が早くも今季4号本塁打を放った。

3番三塁で出場。0-2の3回1死二塁で、国学院大・楠茂の初球、甘くきたスライダーを左中間へ放り込んだ。「2点差で、ランナーをかえそうと強い打球を意識しました。いい結果につながりました」と振り返った。

自身の状態について「絶好調です」と話すとおり、出場6試合で4本塁打。リーグ記録である大学の先輩、井口(現ロッテ監督)の通算24本超えを目標とするが、井口は1年春は1本だった。それを上回るハイペースで本塁打を重ねている。

一方で、冷静な目も持つ。「まだ来た球を(反応で)打つことはできません。配球を考えてます」と明かした。2ランは初球のスライダーだったが、前日の1回戦では、同じ楠茂にスライダーで三振を喫した。「ストレート3、変化球7」と、やられた結果球に重点を置いた読みが当たった。

ちなみに、東京6大学野球リーグ記録は、慶大・高橋由伸の23本塁打。1年春は3本だった。