バットの先で地面をたたく豪快なフォロースルーが、戻ってきた。日本ハム大田泰示外野手が1回、4年ぶり3度目となる先頭打者本塁打を左翼席中段へ運んだ。ロッテ岩下の2球目、直球を強引にフルスイング。「ちょっと、何が起きたか分かってないです」と、打った本人もびっくりの先制弾だった。

今季初めて1番で先発出場し「新鮮な気持ちで打席に入れた」。軽快にダイヤモンドを一周すると、中継カメラに向かってマッスルポーズを決め「アラボーイ(Attaboy=あっぱれ)!」と、ご機嫌なスラングまで飛び出した。守っても、3回に右前へ落ちるかという安打性の打球を、滑り込んで好捕するなど攻守に大ハッスルだ。

初の先頭打者本塁打は、巨人時代の16年6月5日、日本ハム戦(東京ドーム)で記録。相手投手は、後にチームメートとなる大谷(現エンゼルス)だった。最下位に沈むチームは厳しい戦いが続くが「投打がかみ合えば試合を作れる。きっかけがあって、それに乗っかっていけたら。そういう気持ちで頑張ります」。エンゼルスの帽子をかぶり、23日から始まる本拠地3連戦へ向けて球場を後にした。

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