32歳の誕生日を迎えた日本ハム中田翔内野手がスタメンから外れた。グラウンド外のアクシデントで右目を腫らした影響で欠場した8日ソフトバンク戦以来、今季2度目のスタメン落ち。打撃の状態が上がっていないのは数字が証明している。21日時点で打率1割8分9厘、2本塁打、7打点。栗山監督も現状に「何とも言いようがないな」と言葉を濁したが、2週間ぶりに先発メンバーから外した。

マー君からの1発は復調への起爆剤とはならなかった。17日楽天戦(東京ドーム)で田中将から1号2ラン。悪い流れを吹っ切ったかに見えたが、その後の3試合は11打数1安打、打率9分1厘で本塁打も打点もゼロ。栗山監督も「俺が一番そう思っていたよ」と、つかんで欲しかったきっかけは、まだ模索中だ。

チームはメジャー通算19本塁打の新外国人、R・ロドリゲスを昇格させ、6番三塁で即スタメン起用した。指揮官は「明るく元気。長打力がある」と期待するポイント説明。来日後の実戦出場は2軍紅白戦のみだが、起用を急いだのはリーグワーストの得点力アップへ長打力が欲しいからだ。

この日は大田の先頭打者本塁打、石川亮の適時二塁打が序盤から飛び出した。少しずつ打線全体は上向いているが、中田が復調しないと爆発力は生まれない。【木下大輔】

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