今季5度目の逆転勝利で初の3連敗を阻止した、巨人原辰徳監督(62)の今日のひと言。

「どういう状況でも栄養にするということを、アスリートは心掛けておくということでしょうね。そこがやっぱり強さですね」

巨人が今季5度目の逆転勝利で連敗を2で止めた。初回に坂本勇人内野手(32)の5号ソロで先制。3回に鈴木誠に逆転2ランを浴びたが、6回には丸佳浩外野手(32)、7回にはゼラス・ウィーラー内野手(34)のソロ2発で逆転に成功した。先発畠世周投手(26)は勝敗こそつかなかったが、5回2/3を7安打2失点(自責0)。9回には4投手で無失点で抑え、逃げ切った。

新型コロナウイルス感染からの復帰後は本調子にまでは戻らず、1日中日戦では原辰徳監督(62)から2打席で交代を命じた丸が、値千金の同点弾を含む3打数2安打1四球。復調を願う交代のメッセージに結果で応えた丸の姿に「どういう状況でも栄養にするということを、アスリートは心掛けておくということでしょうね。そこがやっぱり強さですね」と目を細めた。

試合後、そのほかの主な一問一答は以下の通り。

 

-最後は執念の逃げ切り

執念というか…(笑い)。ベストを尽くしたと言うことでしょうな。

-丸選手に本塁打

ねえ! 非常に勝負強さが出てきましたね。今日は良かったと思いますね。

-「選球眼」という話があったが

良いんじゃないでしょうか、だいぶ。今日の皆さんの(原監督のコメントが掲載されていた)記事で、少々ファイティングスピリットに火が付いたのか。

-ウィーラーにも1発。勝負強さが目立つ

OPS(出塁率+長打率)の数字を見ると分かるでしょう(ウィーラーは1・426)。最低でも800から900近くレギュラーの人たちはあってほしいね。

-6回途中から2番手鍵谷が好投

今日は何とか畠が頑張ってくれたらなということがあったんですが、非常に厳しい6回、7回というのを抑えてくれた。

-8回に登板した中川のイニングまたぎは、9回最初の左打者までを想定

そうですね。

-厳しい試合に競り勝ったのは明日以降につながる

と、思いますね。逆転だしね。僅差の中でね、こうやってどんどん強さが増してくれるといいですね。