阪神梅野が、母の日にあたる9日DeNA戦(横浜)で、ピンクの野球用具を着用する。今年は「NPBマザーズデー2021」として、ピンク色のアイテムが使用可能になった。梅野はSSK社のスパイク、打撃用手袋などピンク色の用具に加え、ミットにもピンクのリボンを付けてプレーする予定だ。

小学4年の時、母啓子さんを亡くした梅野にとって、母の日は特に特別な日。これまでもピンク色のリストバンドを着用するなど、思いを表してきた。「何年たっても毎日感謝の気持ちは変わりませんが、母の日は節目として特に感謝している1日。プロ野球の世界に生きてきて、より思います」とコメント。

ピンク色の用具に「感謝」のメッセージを託し、それが野球少年たちにも伝わることを願う。「少年野球に使う道具はお金がかかるもの。朝早くに起きて、お母さんは協力してくれていることもあると思う。道具に感謝して、お母さんに感謝して欲しいなと思っています」。鮮やかな色に特別な思いを込めて、力いっぱいプレーする。