楽天先発の涌井秀章投手(34)が6回115球8安打、今季ワーストの6失点で降板した。

試合前時点で2戦2勝、防御率0・64と抑えていた日本ハムに対し、3回2死までは無安打に抑えた。

だが1発で流れが傾いた。3回2死、日本ハム杉谷にシンカーを右翼席へ運ばれ、先制ソロを許した。直後の4回表に同点に追いついてもらったが、4回裏に近藤、王柏融の安打で1死二、三塁とされ、大田の遊ゴロの間に勝ち越しを許した。

5回には杉谷のスクイズで1点、6回には石井の右中間2点適時三塁打、万波の中前適時打で3点を失い、追加点を与えた。降板後は「何もないです」と淡々とコメント。

今季は自身10度目の開幕投手を務め、試合前時点で6戦4勝0敗。登板試合ではチームも4勝2分けと黒星がついていなかった。