阪神、オリックスなどでヘッドコーチを務めた高代延博氏(66=野球評論家)が、社会人野球のクラブチーム、関メディベースボール学院の統括野手総合コーチに就任したことが24日、分かった。22日から指導を開始した。

高代氏は日本ハムでのプロ1年目の79年に、ダイヤモンドグラブ賞を獲得。2年目の80年には遊撃のベストナインに選ばれるなど、現役時代は守備の名手として知られた。引退後は広島の1軍守備・走塁コーチに就任し、その後は日本ハム、ロッテ、オリックス、阪神でヘッドコーチを務めた。また09年の第2回WBCで日本代表の内野守備・走塁コーチを務め、連覇に貢献した。豊富な指導経験に、関メディベースボール学院でGMも兼ねる井戸伸年監督(44)が就任オファーを出し、高代氏も快諾した。

自身も近鉄、オリックスでプレーした井戸監督は「高代さんのご指導で、選手たちの可能性を広げてやっていただきたい。選手たちの人生を変える手助けをお願いしたい」と高代氏の手腕に期待する。関メディベースボール学院の投手部門は、阪神、楽天などで投手コーチを務めた佐藤義則氏(66)が受け持ち、社会人チームと中学生チームを指導。高代氏にも両チームを指導する統括コーチの役割を託す。