ロッテ先発の岩下大輝投手(24)が6回2失点でしのぎ、最終回の同点劇を呼び込んだ。

1回、3回、4回、6回と4イニングで先頭打者に長打を許す展開だったが、何とか2失点で粘った。「走者を出しながらで、良い内容とは言えないですが、試合自体は作れたと思います」。タイミングや角度を一定にせず、決して多くはない球種にバリエーションをつけ、度重なるピンチをしのいでいった。

6回は無死一、三塁から自身の好判断で併殺を奪い、2死一、三塁までこぎつけたものの、代打福留に2-2から適時打を浴びた。「最後に打たれてしまったことが本当に悔しいです」と振り返ったものの、ビッグイニングを作らせなかったのは最終的に大きかった。

井口監督も「要所要所でしっかりと抑えてくれました。前回も最少失点で抑えて、なかなか打線が今、前半で投手陣をカバーできていないので」とマウンドでの粘りを評価していた。