ソフトバンク石川柊太投手(29)が、阪神ドラフト1位佐藤輝との「モノノフ対決」の第2ラウンドを心待ちにした。4日の阪神戦(甲子園)に先発し、3月5日のオープン戦で初打席初本塁打を浴びて以来の対決を迎える。昨季最多勝、最高勝率の2冠右腕と怪物ルーキー、さらにももいろクローバーZファン同士のの対決とあって注目度は高い。石川は「抑えれば『当たり前』、打たれれば『ルーキーすごい』。大変な戦いになる。こっちはやる以上、損しかないと思うので頑張ります」と冗談を交えながら笑顔で意気込みを語った。

相手は3日までルーキーながらリーグ3位の13本塁打をマーク。石川はペイペイドームで逆方向の左翼へオープン戦1号を献上しており、その能力を十分に把握している。「打線の中でどういう役割をしているのかとか、どういうバッターかをちゃんと頭に置いた上で、それなりに自分の中に攻め方だったりのイメージはある。後はそのイメージ通りに投げられるかどうかの戦い」と投球プランを練り上げてぶつかる。【只松憲】