天理大はエース井奥勘太投手(4年=立正大淞南)の鮮やかな8回無失点で初戦突破した。

1回1死一、二塁のピンチを招いたが、後続を断った。キレのある140キロの速球やカーブを織り交ぜて、石巻専大打線を散発の4安打0封だ。

打線も1回、友杉篤輝内野手(3年=立正大淞南)の左前適時打と藤森涼一内野手(3年=明徳義塾)の中前適時打で3点を先制。8回に4点を奪ってコールド勝ちを収めた。井奥は「緊張は特にしていなかった。球が速い投手じゃない。自分の持ち味の緩急をうまく使えた」と振り返った。