日本プロ野球選手会は14日、選手会に加入する支配下選手(730人、外国人選手は対象外)の今季の年俸調査結果を発表した。球団別の平均年俸は、ソフトバンクが6932万円で2年連続12球団トップとなった。交流戦で優勝を果たしたオリックスは、2640万円で2年ぶりの最下位になった。

セ・リーグ首位を走る阪神は昨年より、約1000万円下がり、2886万円で11位。藤川の引退、福留、能見とベテラン選手の退団で大幅に下がった。パ・リーグ首位の楽天は昨年と同じ平均年俸3位だが、推定9億円の田中将の復帰で約800万円増の5887万円となった。

全球団の平均年俸は昨年から15万円減も過去2番目に高い4174万円。微減で新型コロナウイルスの影響は全体的には少なかった。森忠仁事務局長は「観客が入ったかどうかにかかわらず、ある程度、試合数通りに評価してもらったのだと思う」と話した。一方で、今季36歳以上となる選手は平均で2000万円も減少し、年俸の高いベテラン選手が削減の対象となった格好だ。