阪神梅野隆太郎捕手(29)が東京オリンピック(五輪)を戦う侍ジャパンに緊急招集される可能性が15日、浮上した。

16日に発表される五輪メンバーの捕手枠はソフトバンク甲斐と広島会沢の2人体制が有力となっていたが、会沢が15日の西武戦で左足を負傷した模様。長期離脱を余儀なくされた場合、梅野が代役の有力候補となりそうだ。

プロ入り後の日本代表経験は1度もないが、その実力は折り紙つきだ。球界屈指のブロッキング能力と強肩に定評があり、昨季まで3年連続でゴールデングラブ賞を獲得。今季は正捕手としてチームの首位独走を支え、打率2割2分5厘ながらリーグトップの得点圏打率3割8分1厘をマークしている。6盗塁の俊足も大きな武器の1つだ。

今年の4月には東京五輪への思いを包み隠さず言葉にしていた。「変わらず、もちろん出たいなと思う。キャッチャーとして隙のないようにアピールして、入って活躍したいなという気持ちは常に持ち続けている」と意気込んでいた梅野。有事となれば、白羽の矢が立つ可能性は高そうだ。