東京オリンピック(五輪)の侍ジャパン内定選手が16日に発表され、阪神岩崎優投手(29)が、初選出された。チームメートの青柳晃洋投手(27)も、ともに初めて選ばれた。

甲子園室内での練習後に取材に対応した岩崎は「たくさんピッチャーがいるなかで、選んでもらってすごく光栄ですので、なんとかいい結果を出せるようにやっていきたいなと思います」と喜んだ。今月4日から蓄積疲労のため出場選手登録を抹消されていたが、リフレッシュ期間を経て、この日再合流。「時間ももらったので、自分としてはオールスター、オリンピックまでは1点もやらないぐらいの気持ちでやっていきます」と、リーグ戦再開へも頼もしく話した。

この日の内定選手発表会見で、稲葉監督は選考理由について「初見で対応するのが難しい特殊なサウスポーとして、左右関係なく1イニングを任せることができる投手として期待しています」と説明。セットアッパーの一角として活躍が期待される左腕。「日本代表という経験が今まで無いので、難しいところはありますけれども。でも、いい結果が出るように頑張りたいです。金メダルを取れるように、そこに自分の力がしっかり出せて貢献できるように頑張っていきたい」。初めて日の丸を背負う戦いへ、意気込みを示した。