五輪を経験した元侍から、初出場する侍へ-。

ヤクルト青木宣親外野手が、東京オリンピック(五輪)の日本代表に内定した村上宗隆内野手に「五輪式」のアドバイスを送った。

自身は08年の北京五輪に出場。06年、09年、17年と3度出場したWBCと比較し「大きく違うのは少数であること」とベンチ入りメンバー、スタッフの人数の少なさを挙げ、チーム最年少の村上には「荷物持つとか、若い選手は率先してやった方がいいよ」と伝えた。

グラウンドでは“ありのまま”を勧めた。「選ばれたからには、年齢は関係ないんで。プレーに関しては思う存分、村上本来の力をそのまま出したらいいだけ」とエール。今季はリーグトップの21本塁打、リーグ2位の47打点と堂々の成績をマークし、打線をけん引する。「大舞台の難しさだとか、まだ考える必要はないし、若いうちは怖いもの知らずでいくしかないと思います」。築き上げた村上流で世界の猛者を斬る。