もう心配はいらない。東京五輪の侍ジャパン代表メンバーに内定している阪神岩崎優投手(30)が、らしさ全開で中日打線を封じた。1点リードの8回に好投していた先発青柳の2番手で登板。代打福田を一飛に打ち取ると、続く代打郡司を3球三振。1番大島には9球投じ、スライダーで空振り三振に仕留めた。代打攻勢にも動じず14球でピシャリ。2日オリックス戦以来、20日ぶりの1イニング3人斬りで守護神スアレスへつないだ。

4日に蓄積疲労のため出場選手登録を抹消され、18日に再昇格。この日が1軍復帰後2試合目の登板だった。矢野監督は「1点差で前のピッチャー(青柳)も流れがいい状態でというのは簡単じゃない。前回いけたのと今日いけたんで、本当にいつも通りのスグル(岩崎)でいけると思う。難しい中で抑えたっていうところも、また乗っていける」と太鼓判を押した。

自身初となる日の丸を背負う岩崎は「オールスター、オリンピックまでは1点もやらないぐらいの気持ちでやっていきます」と侍ジャパン内定後の取材対応で気合を入れ直していた。球宴まで残り20試合。有言実行すべく、0行進継続を目指す。【中野椋】

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