日本ハムのルーキー伊藤大海投手が6回6安打2失点で、大型連勝中だった猛牛打線の勢いを止めた。ずらりと並ぶパワーバッターを前に「慎重になりすぎた」と球数がかさんだが、要所で踏ん張り「苦しい中でも、最少ダメージでという投球が出来た」。今季5勝目。球団の新人では、15年ぶりの4戦連続白星となった。

交流戦では防御率と勝利数で投手部門2冠に輝き、日本生命賞を受賞。賞金100万円をゲットした。リトルシニアで本格的に硬式野球を始めた中1の弟に、グラブを購入予定で「僕より(野球が)うまくなる予定はないです」と言いながらもうれしそうに笑った。

球団OBのダルビッシュ(パドレス)や大谷(エンゼルス)でもかなわなかった、新人での4戦連続白星。1カ月、負けなしの右腕は、今季最多借金に転落寸前だったチームも救った。

▼ルーキー伊藤が11連勝中のオリックスから勝利。新人が2桁連勝中の相手から白星を挙げたのは、84年4月25日に池田(阪神)が12連勝中の広島に勝利して以来。パ・リーグの新人では62年7月11日に尾崎(東映)が11連勝中の南海に勝利して以来、59年ぶり。

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