首位阪神がこの日2年ぶりに7番で起用した大山の9号ソロなど5点を奪いヤクルトに快勝した。

先発青柳は8回120球で5安打無失点。チームトップの8勝目を挙げた。矢野燿大監督(52)の試合後の一問一答は以下の通り。5回に高津監督と審判団と話し合い騒然となった部分にも触れた。

-7番起用の大山が3回に9号ソロ

いや、あれをファウルにせずにね、フェアゾーンに入れたっていうのはいい打ち方をできているからやろうし。もちろん打順が下がったというのも本人の気持ちの中では悔しさだったり、そういうのもまああると思うんだけど。あのホームランだけじゃなく(8回に)もう1本適時打が出たっていうのも大きいし。やっぱり悠輔(大山)がちょっと乗ってきてくれんことには、チーム全体としてもつながりというのはね、どうしても出てこないので。そういうところではいい本塁打といい適時打だったかなと思います。

-4回には佐藤輝もあと少しで本塁打という適時二塁打

ちょっと詰まっているからね、外野の動きがそういうふうに見えただけで。アイツも悔しい思い(4日広島戦で1試合5三振)をしてここに来ているし。もちろん走者がおらんときにも打ってほしいけどね、ああいう走者を置いて本塁打をもちろん一番打ってほしいけど、ああいうふうに適時打を。勝負強い打者になっていってもらいたい。詰まったけど、うまく詰まったというか、そういう打撃やったと思います。

-試合前にはアドバイスも

アドバイスというほどのね。日々、気づいたことだったり、輝(佐藤輝)自身もどう思っているとか。ほかの選手もそうだし。そういうふうな話しです。

-先発青柳が8回無失点と好投

完璧やね。申し分ないね。前半、球数使って、あそこもしっかりしのいで、点を取った後も抑えてというね。流れがこっちに来るような。もちろんゼロなんでね。そうなっているけど。簡単にという打線ではないんでね。そういうところではいろいろな工夫というか、緩いボールも使いながら、ゴロを打たせるところは打たせて、三振を狙えるところはしっかり狙ってという。ほんとにこうヤギ(青柳)自身が成長をしっかり感じられるような投球が続いているんで、むちゃくちゃ頼もしいね。

-5回の両監督の…

そこが聞きたいんでしょ、一番。二塁走者の近本が動いているっていうのが、向こうが何かサイン送っているとか、なにかこう勘違いして、向こうから言ってきたことなんだけど。俺はこれは現役時代からそうやけど、今は監督でもそうやし、1回も自分自身やったことないし。俺がもしやっているんであれば、どんな責任でも処分でも受けるし。俺は正々堂々と戦って勝てることがほんとにうれしいし。そんな、もしズルをしてね、オレが勝ったとして、優勝したとして、オレはそれで喜べないし、胸張って勝ったとは言えない。オレは一番そういう野球はしたくないと思っているから、まあ、そういうところでまあ(両監督が話し合うまでに)なったんだけど、向こう側からすると結局、近本がちょっと動いているのが、そういうふうに勘違いされるというのも、相手側から見たら。オレは近本を見ていなかったからね。周りのコーチに聞いたら、そういうふうにも思われる部分もあったんじゃないかというのは、あったみたい。だから冷静になって思うと、ヤクルト側がそうやって言ってくるということに対しても、こっちはやっていない。もちろん、今言った通りなんだけど、向こう側からすれば、そういうふうに見えた部分もあったんじゃないかなっていうのもコーチ陣の話では確認できたので。やっぱりそういうふうに思われること自体、もったいないんで。今後はもちろん、今後ももちろんうちは絶対にやらないし、頭の中にそんなことも一切ないし。紛らわしいというのはもしかしたらこっちも改善しないと駄目な部分があったのかもしれないな、というのは今日のところの話。いい?

阪神ニュース一覧はこちら―>