日本ハム渡辺諒内野手が、値千金の打点を挙げた。1点リードの4回1死三塁、西武高橋の初球146キロを流し打ち。右犠飛でリードを広げた。前夜の同戦は3安打猛打賞でチャンスメーク。「コンさん(近藤)が三塁まで走ってくれたので、なんとか最低限の役割は果たせたかなと思います」と納得した。

攻守で苦しむ7年目。強い使命感から、がんじがらめになっていた。自らの拙守が響き、落とした試合もあったと自覚している。「チームにも迷惑かける試合が続いた中で、それでもスタメンで使ってもらうっていうのは、ある意味しっかり結果を出さないといけないと思わせてくれている」と臨んでいる。

6日から、近藤らに交じって連日の早出特打を敢行。動画撮影して打撃フォームを入念にチェックした。大粒で降り注いだ蝦夷(えぞ)梅雨に負けず、旭川の夜空に白星を輝かせた。【田中彩友美】