“混セ”でシーズンを折り返した。ヤクルトが2試合連続の2ケタ安打、2ケタ得点で連勝。今季初めて巨人とのカードを勝ち越した。高津臣吾監督は「今は理想の形というか、1番から走者をためてつないでいくという形ができている」と打線をたたえた。

前夜は9回までの球団タイ記録となる7本塁打の1発攻勢で快勝。この日は助っ人がけん引した。1回2死満塁ではサンタナが走者一掃の左翼線二塁打。オスナは4回の勝ち越し打、6回の9号3ラン、7回の押し出し四球と5打点を稼いだ。7月は打率4割4分1厘と絶好調で「状態は上がってきている。首位争いができているのは素晴らしい。後半戦も維持したい」と頼もしい。33打点は山田と村上に次いでチーム3位。サンタナも28打点で、昨季課題だった5番以降に厚みを出している。

開幕前の下馬評は決して高くなかったが、貯金10の3位でターン。2位巨人に0・5ゲーム差、1位阪神に2・5ゲーム差に迫って前半戦を終えた。高津監督は「ずっと上位の巨人と阪神に分が悪くて、何とか3位に食らい付いている状態。ぜひ上位ともしっかり戦えるように整えていきたい」。1カ月後の再開へ気を引き締めた。【鎌田良美】