阪神藤浪晋太郎投手(27)が、ロッテ鳥谷敬内野手(40)と初対決した。

藤浪が先発マウンドに上がり、鳥谷は「5番指名打者」で先発。初対決は2回、4番高浜にソロ本塁打を浴びた直後だった。鳥谷の名前がコールされると、観客からは大きな拍手。初球の154キロ直球で見逃しを奪うとカウント1-1から、152キロ直球で左飛に打ち取った。その後、安田と高部から連続で空振り三振を奪い、最少失点にとどめた。

鳥谷は19年まで阪神でプレー。20年のシーズン前にはテレビ番組にVTR出演した鳥谷が、対戦したい投手に「やっぱり藤浪」と挙げ「思い切って1発ぶつけられるくらい」と発言。藤浪も「ありがたいですね。阪神の時から気に掛けてくださっている。対戦させてもらえるように、しっかり1軍に入れるようにやっていきたい」と意気込んでいた。

20年はコロナ禍の影響で交流戦が中止。今年5月25~27日の交流戦では、鳥谷が移籍後初めて甲子園に凱旋(がいせん)したが、藤浪は2軍調整中で対戦機会はなかった。

初回には大阪桐蔭の後輩、藤原恭大外野手(21)との初対決もあり、カットボールで一ゴロ。12年、18年にそれぞれ甲子園春夏連覇を達成したスター対決は、まずは先輩右腕に軍配が上がった。

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