ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(35)が1日、1軍に合流。ペイペイドームでの全体練習に参加し、フリー打撃やランニングで汗を流した。1軍では約3カ月ぶり出場となる、3日からのエキシビションマッチ巨人戦に向けて「今まで通り、自分のベストを尽くして結果を残したい」と意気込んだ。

デスパイネはキューバ代表として東京五輪米大陸予選に出場するため5月にチームを離れたが、同大会中に左胸付近を負傷。再来日後はファームでリハビリを続けていた。7月に入ってからは2軍戦にも出場し、現在は「いいリハビリができたし、体のコンディションは非常にいい」と身体的には万全の状態だ。

チームは前半戦4位と苦しみ、特に打線の不振が目立った。それだけに「見ていてチームが苦しい中、自分が力になれなかったのは悔しかった。後半戦で取り戻せるようにやっていきたい」と、逆転Vに向けて力を込めた。

同じキューバ出身のアルバレスも新たに加入した。「彼とは子どもの頃から同じチームでやっていたりした。同じチームになれたことはうれしい」。すでに日本野球の特徴をアドバイスするなど、戦友との共闘を前向きにとらえている。まずはエキシビションマッチで存在感を示し、後半戦への起爆剤となる。