東京五輪のドミニカ共和国代表だった巨人クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(27)が、5回1失点で自身4連勝となる6勝目を挙げた。

3回1/3を無失点と好救援した7日の韓国との3位決定戦から中6日での先発。初回に大島の適時打で先制されたが、2回以降は丁寧な投球でゼロに抑えた。「もっと長いイニングを投げなければいけなかった」と反省点を挙げながら「粘って、リードを守ることができて良かった」と安堵(あんど)した。

東京五輪では初戦の日本戦での先発を含む3試合に登板し、野球競技では同国史上初のメダルとなる銅メダル獲得に貢献した。国を代表する国際大会のマウンドに立ち「何とも言えない素晴らしい経験ができた」と胸に刻んだ。五輪から2日間のオフを挟み、チームに合流した10日。「オリンピックはありましたけど、変わらず継続してやっていきたいです」と誓った言葉を結果で示した。