阪神がカード勝ち越しを決めた。先発ガンケルが6回1/3 6安打2失点と力投。後半戦初登板で7勝目を上げた。打線も10安打9得点とかみ合った。矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り

-先発ガンケルは

安心して見ていられました。いったんアメリカに帰ってそこから初登板になったんで、どうかなと思ったんですけど、そんな心配も要らないようなしっかりしたいい投球をしてくれました。

-7回途中まで

試合から離れているんで、あれぐらいの球数が一番良いのかなというところで。でもあそこまでいってくれたので本当に助かりました。

-7回1死一塁で及川が好リリーフ

そういうね、どこでもいけるような内容のピッチングを見せてくれていますし。点差はありながらも嫌な場面なんですけど、しっかりダブルプレーという最高の結果で締めてくれました。

-今季3戦3敗のDeNA坂本から5得点

同じピッチャーにやられていたんでね。そういうところでは打撃コーチ、スコアラーさんも含めてみんなで取り組んでくれたおかげ、そういう成果が出たなと思います。

-3回は内野ゴロ、本塁打、犠牲フライと色んな得点

目立ったのはチカとかサンズの本塁打が目立っていますけど、そういう中でも中野の二ゴロでの1点というのはすごくチームとして大事な1点だった。中身の濃い打撃かなと思います。

-カード勝ち越し

今日もプロとしては恥ずかしいような守備のミスもありましたし、これで良いとは思えない部分もありますけど、失敗しながら何とかチャレンジして、次につなげていくような、そういう戦いをしていきます。

-広島戦に向けて

勇輝がね、ちょっとここ最近、勝てていないですけど。今日もちょっと話をしたら気持ちを前に向けて、やってくれそうな感じなんでね。明日は勇輝がしっかり抑えて全員でバックアップして勝ってきます。

-ガンケルは期間が空いたと思えないような投球

前回も無理にというか、行けなくはなかったんだけど。行ったからどうなったかというのはやっていないことだから見えないけど。ちょっと無理をさせるよりはしっかりと調整をしてと思ったので。そういったところでは期待以上の内容だったと思う。ローテーションが安定してくるっていうのはチームに安定感をもたらすんでね。ちょっと安心できるような投球を見せてくれたなと思います。

-内容的にも

全然ブランクもないしね、まあ両サイド、コーナーワークもしっかり使いながら丁寧に投げていくっていうイメージで。球数も、味方がちょっと足を引っ張っちゃったから増えちゃったけど、本来ならもう少し行そうな感じだったので。中身も問題なく投球をしてくれていたので。

-打線は3度やられていた坂本相手にいきなり近本が打った

いややっぱりムードがね、違う。今日も北川(打撃)コーチが一番ドキドキしながら。試合前から緊張していたんで。そういうところでは全員でね、やっぱり何度もやられているっていうところの意識を高めてみんな取り組んできてくれたので、それが形にできて良かったなと思います。

-近本は好調

積極性もありながらハマったら今日みたいなホームランというのもありながらね。一番のキーはチカって言ってきたけどね。状態が上がってきたからこそ中心のところでというのが最近の課題の部分ではある。今日はジェリー(サンズ)に出たんでね。輝も犠牲フライも出たし、悠輔(大山)もヒットも1本。もっともっと打ってもらわないと困るんで。チカがいいというのはチャンスメークができるんで、うちの野球ができるかなと思います。

-及川が好救援

若い選手を使う上では、こっちが責任を持って送り出している。その中で期待に応えてくれることもあれば、もちろん経験として次につなげるような、うまくいかないこともあるけど。

ここで使ってみていいんじゃないかなとか、ここで及川いっていいんじゃないかなというのを見してくれてるんでね、うまくいかない時もあるかもしれないけど、楽しみなピッチャーではあるんでね、そういうところはどんどん真っ向勝負していってもらえばいいかなと思います。

-マルテが2軍で寝違えたそうだが、1軍昇格はもう少し先か。

そら首痛めてんのにすぐ上げられへんやろ(笑い)。

-ファームが13連勝

もちろんファームは勝つことだけが目的とかそういうことではない部分もある。でも戦う以上負けていいと思わないし、連勝続くっていうのはそれぞれがいい働きというか、そっちに行って悔しかったり、いろんな思いをもってやってくれてると思うんで。でも13連勝で平田さんが一番喜んでるんじゃないですか(笑い)。