ソフトバンク柳田悠岐外野手がリーグトップに並ぶ27号ソロで、チームを約1カ月ぶりの3連勝へ導いた。

0-0の2回先頭。緊急先発だったロッテ土肥の直球を、バックスクリーンへ豪快に運んだ。「丁寧に打つことだけを考えて打席に入りました。先制の1本となり良かったです」。5試合ぶりのアーチに笑みをこぼした。

7回にも右前打を放ち、4番に座った20日楽天戦から3試合連続のマルチ安打。主砲が打線の潤滑油となり、チームも今季初の3試合連続2桁安打。工藤監督も「本当につながっている。つながれば、あと1本、あと1本というのは出てくる。今はいい形で勝っているので、あーだこーだと言うことはないです」と、文句なしの活躍だ。

柳田は「勝てて良かったです」との一言で帰路についた。首位ロッテに敵地で2連勝し、ゲーム差を7に縮めた。CS圏の3位楽天とは2差。24日からは最下位日本ハムを本拠地に迎えて3連戦だ。指揮官は「とにかくどのチームにも一戦必勝という思いでやっていかないといけない。これ以上体が動かないというところまで頑張っていきたい」と、力を込めた。【只松憲】

 

▽ソフトバンク三森(2戦ぶりの先発1番で2回に適時二塁打を放ち)「先制した後、みんながつないだチャンスを、絶対に生かしたいという思いでした」

▽ソフトバンク牧原大(今季4度目の3安打、猛打賞に)「自分の役割を果たそうと思った。首位ロッテに勝てたことが良かった。打席ではいい感覚を継続することができている。この感覚を大事にして勝ちにつながる活躍をしていきたい」

▽ソフトバンク・デスパイネ(7回の中前適時打に)「打ったのはカットボール。チャンスでだったので絶対に走者をかえそうと気合が入ったよ」