ミスターが27年前の「10・8決戦」の再来を予言!? 

巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(85)が、巨人-阪神戦を観戦するために東京ドームを訪問。試合前には原辰徳監督(63)を激励した。

試合前の時点で、3位巨人は2・5ゲーム差で首位ヤクルトを追う展開。長嶋氏は広報を通じて「テレビで毎日、身を乗り出しながら試合を見ています。苦しい形の中でも、ジャイアンツはいい戦いをしていますね。今は3位だけど、まだまだこれから。1994年の10・8決戦みたいになるかもしれません。今年は最後の最後までわからない。絶対に勝つと信じています」とコメントした。

■ともにリーグ最終戦、勝った方が優勝の史上初の一戦■

◆10・8決戦 94年10月8日、中日-巨人がともに1試合を残して同率首位で並んで迎えた、リーグ最終戦。勝った方がリーグ制覇という史上初の一戦を、監督だった長嶋氏は「国民的行事」と表現した。試合は槙原-斎藤-桑田の「先発3本柱」リレーで巨人が勝利し、平均視聴率は史上最高の48・8%を記録した。