西武は20日、榎田大樹投手(35)と小川龍也投手(30)の両左腕に、戦力外を通告したと発表した。ともに現役続行を希望している。オンライン取材に応じた渡辺久信GMは「今いるメンバーの中でいろいろ話し合った結果、来季の構想から外れたということです」。今月中旬に同GMがフェニックスリーグに参加している宮崎・南郷へいき2人に伝え意思を確認。ともに現役続行を希望し、この日に正式に通達した。

ともにトレードで西武に加入。榎田は18年に先発として11勝挙げ、リーグ優勝に貢献。小川は18年7月に金銭トレードで入り、翌19年には55試合登板し4勝1敗1セーブ15ホールドを記録。ともに優勝に貢献した功労者で、同GMは「私のほうからは2人とも優勝をした年の戦力としてすごく頑張ってくれたということで感謝もしていますし、短い間ですけど一緒にやれたということに感謝しています」とねぎらった。

チームにとっては育成選手の多和田真三郎投手、大窪士夢投手に続く戦力外で、支配下登録選手では2人が初めて。シーズン終了後にも3次通告を予定している。