DeNAは24日、タイラー・オースティン外野手(30)が羽田発の米国機で帰国したと発表した。

5日の阪神戦(横浜)で左ふくはらぎを肉離れし、戦線を離脱。規定打席まで残り4打席としており、懸命に復帰を目指していた。

オースティンは球団を通じ「今シーズンは始まりからタフなシーズンとなり、残念ながら自分たちの思うような結果とはなりませんでした。その中でも球場で応援してくださった方々、またテレビなどを通して応援してくださった方々などファンの皆さまには大変感謝しています」とコメントした。

三浦大輔監督は今季の働きについて「キャンプとオープン戦ができずに隔離期間があり、チーム事情ですぐに合流してもらいましたが、状態が上がってきてからは素晴らしい活躍でチームを引っ張ってくれた。オースティンが4番で打線に軸ができた」と感謝した。

打率3割3厘、28本塁打、74打点という打撃成績も良好だったが、三浦監督がさらに高く評価したのは、試合に臨む姿勢だった。「後半けががありましたが、走塁でも守備でも全力でプレーする外国人は、僕が今まで見た中では一番かなと思う。打つだけという外国人が多かったが、打って守って走って。走塁にも積極的。外国人だけど日本人のお手本になる選手だと思う」と話した。

オースティンとは帰国前に対話した。「『よくやってくれた。また同じユニホームを着ることを楽しみにしている』と話しました」。オースティンは、来季まで球団側が契約延長オプションを保持している。

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