オリックスのリーグ優勝をパ・リーグゆかりの日刊スポーツ評論家陣が祝福した。08~09年にオリックス監督を務めた大石大二郎氏(62)も万感のVとなった。

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オリックスで監督、コーチとして携わった者として、長きにわたって優勝から遠ざかっていたことにはファンに対して本当に申し訳ない気持ちで責任を感じていました。

25年ぶりのパ・リーグ制覇は、投打がかみ合った結果でした。

ここ数年、投手力は評価が高かったのですが、攻撃力は吉田正の孤軍奮闘で、なかなか得点力が上がらなかった。そこに杉本が出てきて、3割超えのアベレージだけでなく、30発超えの長打力を発揮して、投手陣を援護しました。山本、宮城の2枚看板を軸にした投手陣による相乗効果も、勢いをつけました。

泣きどころはクローザーでしたが、平野佳を軸に、勝ちパターンの後ろが固まったことも大きかったですね。クライマックスシリーズを勝ち抜いて、日本一を達成するチャンスは十分にあると思っています。