「よくばり君」が、「おかわり」バットで2年目の飛躍を目指す。カーミニークフィールドで行われた西武の秋季練習。フリー打撃で快音を響かせた渡部健人内野手(22)が、手にしたバットには「おかわり」の4文字が刻まれていた。
「中村さんのバットは他の人と全然違うので。当たった音もですし、打っていて気持ちいいです。ボールのはじきとかもすごく違います。振りやすいので、使わせていただいています」
試行錯誤を経て、たどり着いた“宝刀”だった。1年目の今季は巨人中田、楽天茂木モデルなど約5回、バットをモデルチェンジした。シーズン中盤に中村から譲り受け「使ってみたら、すごく良かった。振り抜きやすさがすごくあって、ちょうどいいバランス」と自身が使用するミズノ社に同じ型を依頼した。
今季はイースタン・リーグでは本塁打、打点の2冠に輝いたが、1軍では6試合に出場し、打率0割6分3厘、1本塁打、2打点と物足りなさが残った。秋季練習ではバットを振る量、筋肉量を増やすことをテーマに取り組む。「体重? 体重はもういいかな」と笑いながら、筋肉量80キロ以上を目標に挙げた。
今季の打席数は17で、来季は新人王の資格が残された中で迎える。「狙ってはいきたいですけど、まずは1軍にいかなきゃ無理なので、しっかり1軍に行って、チャンスをものにしてから考えたいです」とレギュラー奪取の先に、タイトルを見据えた。【久保賢吾】



