西武岡田雅利捕手(32)が11月30日、埼玉・所沢市内の球団事務所で会見し、今季取得した国内FA権を行使して残留することを表明した。後日、3年契約を結ぶ見通し。

会見では「ライオンズ愛」があふれる発言の連続だった。西武の好きなところを10個挙げてください、という問いには「いや、もう全部。何が好きと言われたら分からないですけど、でも、ライオンズが好き」と照れ笑いも、球団を愛し、愛される人柄が伝わる会見でのコメントをまとめた。

(1)チーム愛

「宣言残留するということで、自分自身も“生涯ライオンズ”と思っている。いさせてもらえるか分からないですけど。ずっとライオンズで。僕自身、まだ日本一になったことないんで、それを達成して、なんとか貢献したと言われるように頑張らないと」

「裏方さんも、すごくいろんな話を僕にしてくれますし、居心地がすごくいいですし、どこかのチームに行くというのが想像できなかった。そういう部分では『あ、このチームだな』と思います」

(2)渡辺久信GM(56)への愛

「渡辺GMも、すごく選手としても必要と言っていただきましたし、選手以外の部分でも役割が大きい、と。すごくいい言葉をいただいた。GMの言葉で、僕もまだ必要とされているんだなというのは本当にうれしかったです。GM、ありがとうございます。いい方だなぁ、GMで良かったなぁって。シーズン終わって、GMともいろいろお話しさせてもらって、本当に必要って言ってもらえたんで、その言葉で恋愛しちゃったです。(心が)つかまれちゃったです」

「GMに言われた。膝が、もうおじいちゃんみたいだからもっと鍛えろって。その言葉で、もう今年はトレーニングしまくってGMぐらいでかくなってやろうって。怒られんのかな、これ。大丈夫かな?」

(3)母校・大阪桐蔭の後輩、森友哉捕手(26)への愛

「(森から)ずっと『どうするんですか?』という感じだったんですけど、僕もあんまり相談しないようにはしていた。『もう残る』と言ったら『当たり前やろ』『残るでしょ』みたいな感じだった。僕を必要としてくれているんだなと、伝わってきましたね」

(4)先輩、栗山巧外野手(38)への愛

「(相談は)一応、させてもらった。栗山さんにも『残らせていただきます』って言ったら『(打率)1割でFAなんかできないよね』と言われたんで…。その通りで(心に)グサってきたので見返したいなっていうのが来年。見返して、残ってくれてありがとうって言ってもらえるように。たぶん、栗山さんと自主トレもやらせていただくんで、そう言っていただけるように頑張っていきたい」

(5)ファンへの愛?

「(12月4日開催のライオンズ サンクスフェスタ 2021で)今年はトークショーで(お笑いコンビ中川家の)礼二さんと司会があるみたいなんで、中川家じゃなくて“岡田家”でちょっと大爆笑を狙おうかなと」(トークイベントに要注目!)