西武渡部健人内野手(22)が7日、埼玉・所沢の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1600万円でサインした。

桐蔭横浜大からドラフト1位で始まったプロ1年目は、イースタン・リーグで19本塁打、64打点の2冠だった。巨漢スラッガーの系譜を受け継ぐ「よくばり君」は「大学と違い、毎日試合があって、疲労とかいろいろあったが、後半になるにつれて慣れてきた」。ただ、1軍では打率0割6分3厘、1本塁打、2打点と苦しんだ。「1軍でしっかり取れるようにやっていきたい」と上でもタイトルを獲得できるような成長を誓った。来季は新人王の資格も持っている。

渡辺GMも期待を隠さない。「しっかりゲームに入っていける体力とか、そういうものを今年1年ファームでみっちりやった。キャンプ頭からレギュラー取りの勝負になってくるんじゃないか」と2年目の飛躍を切望した。(金額は推定)