阪神近本光司外野手(27)が12日、鹿児島・沖永良部島で行っている自主トレを公開し、オンライン取材で2022年シーズンへの決意を語った。

「(安打を)200本打ちたい。タイトルって誰かと競わないといけない。じゃなくて、自分の中である程度の数字(の目標)があるところを目指してやっていきたい。そういった意味では200本というのは目指していきたい」と力を込めて言った。

200安打に向けて、自主トレでは野球選手、アスリートとして進化を目指す日々だ。今オフは「やったことない感覚が欲しいと思った」とバク宙、バク転に挑戦。YouTubeで研究し、思い描いた動きを高いレベルで再現することを目指している。「野球にはつながらないかもしれないですけど、自分の身体能力を上げていけたらいいなっていうことで取り組んでいます。映像を見た時に全然描いていたことと違う動きだったりすることもある。より脳への刺激にもなるんで、すごくいい練習にはなる」とうなずく。

昨年から始まった沖永良部島での自主トレ。昨季は自身初の打率3割をクリアし、178安打で最多安打のタイトルを獲得、さらにゴールデングラブ賞やベストナインなど充実したシーズンのきっかけとなった縁起の良い場所だ。「去年はあと1歩何が足りなかったか、それぞれ思っているところもある。しっかり、オフシーズンとキャンプで克服して、今シーズンしっかり挑んで、自分としてもチームをしっかり引っ張って、自分の目標を目指して頑張っていきたいと思います」。9日に沖永良部島入りし自主トレは23日までの予定。15日間で土台をつくる。【中野椋】