中日大野雄大投手(33)が19日、沖縄・北谷町で行っている自主トレを公開した。

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12日にブルペン投球を始め、すでに捕手を座らせている段階。リモート取材に「(ブルペン入りが)予定より1週間ぐらい早くなったけど、それぐらい感覚が良かった」と明るい声を響かせた。さらに「開幕戦から逆算してスペシャルに仕上げていけたら」と続け、改めて2年ぶり4度目の開幕投手へアピールした。

仕上がりが順調で、ポジティブな言葉が並んだ。「非常に順調にきている。状態はまだまだだけど、傾斜で投げられたのは早い仕上がり。内容、質はまだまだだけど、球自体は強い球が行っていた。状態を上げればええ感じになる」。

昨季は肩の張りからキャンプで出遅れて7勝11敗に終わり、プロ12年目は巻き返しを懸ける。「体の問題は全く異常なしです。しっかりトレーニングして走り込んでいる」。自主トレに帯同した小笠原、橋本に作成させた“若者向き”ハードメニューをこなし、2月1日のキャンプインも万全なコンディションで迎えられそうだ。「2月にはさらにいい調整ができる」と意欲にあふれていた。

柳も立候補している開幕投手の指名について、監督会議後、立浪監督は「まだこれから。候補は2人くらいしかいない。早めに発表しますよ」とニヤリ。その指揮官から投手部門のキャプテンに任命された大野雄が、自覚たっぷりのトレーニングを重ねている。【伊東大介】