オリックス平野佳寿投手(37)が、母校・京産大を表敬訪問し、黒坂光学長、21年度限りで退任する勝村法彦監督(65)にプロ入り後初のリーグ優勝を報告した。

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「勝村監督がいなければ、今の僕はいない。(京産大は)プロに入るための第1歩。原点。感謝しています」。昨季メジャーから4年ぶりに古巣復帰し、主に守護神を任され、悲願の25年ぶりリーグVに貢献した。46試合に登板し、1勝3敗29セーブ、防御率2・30の好成績を収めたが、首痛とも戦う日々で「昨年は50試合投げられなかった。今年は、ケガなく50、60試合投げられるように」と今季こそのフル回転を誓った。

日米通算17年目を迎えるベテラン右腕は日米通算800試合登板まであと55試合に迫っている。史上7人目となる日米通算200セーブも、あと7で射程圏内。250セーブで名球会入りとなるが、「名球会が200セーブなら目指すと思いますが、250セーブはなかなか難しいと思います」と苦笑いした。

母校の後輩である北山亘基投手(22)が日本ハム8位でプロの世界に入り「活躍してくれると、なおさらうれしい。僕も(3月に38歳で)もうちょっと。あとが短いと思うので、早く(後輩が)入ってきてほしい」とエールを送った。【真柴健】