侍ジャパン栗山英樹監督(60)が“深掘り”した。

3日、宮崎で西武と広島を視察。西武のアップ開始前の午前8時45分に球場入りし、広島では全体練習終了の午後3時まで練習を観察した。前日2日は3球団を回ったため駆け足気味だった。西武では豊田投手コーチに「これからガーッとくる、投手いる?」と取材。昨季のオリックス宮城が好例なだけに、実績、知名度は問わない。高橋、松本、今井ら素材抜群の先発投手の名を挙げ、注視していく。

積み上げてきた格にもリスペクトを払う。西武森を「攻撃的なことを考えたら最高のキャッチャー」と形容し、広島森下を「日本のエースっぽい姿」、栗林を「あの舞台(五輪)であの力を出せるのは絶対的な能力」と高いランクに置いた。菊池涼、会沢の常連組とも言葉を重ねた。「実績のある人たちは来年の本番に向かって、選ばれざるを得ないような成績を残してくれれば」と期待した。

▽広島栗林 (WBC代表に)もちろん選ばれたい気持ちはあるので、まずはチームでしっかり結果出して、その結果選んでもらえたらいいなと思います。