毎年恒例の「巨人と獅子舞」の物語に、新たな展開が!? 

14日から沖縄・那覇でキャンプを行う巨人が16日の練習前、那覇市内の沖宮を参拝した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、原辰徳監督(63)坂本勇人内野手(33)菅野智之投手(32)丸佳浩外野手(32)岡本和真内野手(25)が代表で参拝し、必勝と安全・無事を願った。

沖宮参拝といえば「獅子舞」。邪気を払い、疫病を退治するとの意味合いから頭をかまれることは御利益があるとのいわれもある。原監督がかまれることが恒例だったが、昨年は岡本和に大役を“継承”した。

今年はどうなるのか…。固唾(かたず)をのんで見守る報道陣の前で指名を受けたのは、坂本だった。笑顔を見せて頭を差し出して記念撮影に応じた。だれもが終了かと思ったが、今年はこれで終わらなかった。菅野、丸、岡本和が次々と指名を受けると快く獅子舞に頭を差し出し、主力4選手がチームの分まで厄払いを受けた。

ここまで来れば、原監督の“電撃復帰”の機運が高まった。「おれも!?」と言いつつ、しっかりと帽子を取って頭を差し出した。朝からサービス精神を発揮した巨人の5人は、獅子舞と大きな拍手に見送られて球場へと向かった。