開幕投手のイチ番手を目指す背番号50が、22年初登板でニュー青柳を披露した。中日戦に先発し、「青柳イコール低めに来るのは、全球団分かっていること」と新たな配球に挑戦。あえて自信のあるスライダーとツーシームを封印し、カーブやチェンジアップを交えたコンビネーションでアウトカウントを重ねた。安定感を発揮した2回1安打1失点。その結果と内容に「普段やっている配球と違う配球で、すごく勉強になった」と手応えを明かした。

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開幕投手への意気込みも十分だ。昨季は13勝6敗で防御率2・48。最多勝と最高勝率の2冠に輝いた。「今年の目標は15勝と言っていますし、開幕投手もやってみたい。開幕戦から勝ちを積んで、優勝に貢献できるように頑張っていきたい」。3月25日のヤクルトとの開幕戦は京セラドーム大阪が舞台。「そのカードで投げてみたい」。ライバルに秋山、西勇、伊藤将の3人がひしめくが、譲るつもりはない。【三宅ひとみ】

▽阪神馬場(9回の1イニングを3人斬り。カットボールにキレ味)「今までは直球の練習しかせず、最近変化球の練習をし始めた。その成果が出てよかった」