見てください、なんでもできます! オリックスのドラフト2位野口智哉内野手(22=関大)が西武との練習試合(宮崎市清武)に6番遊撃で出場し、3安打猛打賞と気を吐いた。

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2回に西武の開幕投手・高橋から二塁内野安打を記録すると、7回には中安打。9回1死からは初球セーフティーバントを敢行し、三塁内野安打をもぎ取った。野口は「いいところに転がりました。考えている中で、面白いなぁと」とニヤリ。打席に入る直前に「三塁の守備位置を見たら、かなり深かったのでやれるなと。(バント安打は)1つの考え方として持っていた。それを実行しました」と鋭い洞察力を披露した。

新顔の躍動に中嶋監督は「バント練習を見てるとバントできるような感じじゃないけど…」とジョークをさく裂させ「刺激どころじゃない。いい戦力になっている」と評価を上げた。

この日、遊撃で起用された野口は二塁や三塁。さらには外野を守ることもできる。ヒットを量産するバットマンは「開幕1軍に呼ばれるようにやりたい」と貪欲にポジション争いに参戦中。26日からスタートするオープン戦でも、目玉になる。【真柴健】