阪神は25日、2軍の高知・安芸キャンプで新型コロナウイルス陽性者が4日間で計4人となったため、急きょ同日の全体練習を取りやめると発表した。この日新たに、板山祐太郎外野手(27)とドラフト7位の中川勇斗捕手(18=京都国際)の陽性が24日に判明。板山は倦怠(けんたい)感があるものの、2人とも発熱の症状はなく、自主隔離している。

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予定されていた26日三菱自動車倉敷オーシャンズ、27日四国銀行との2軍練習試合(安芸)を中止することも決めた。この日は野手はホテルの自室で待機。投手陣の自主練習だけ行われ、2グループに分けて、間隔を空けながら練習に取り組んだ。26日も投手自主練習を実施する予定。平田監督はオンライン取材に応じ「こういう世の中なのでそれはまたしっかり感染対策をして、次でないようになんとか努力する。気は緩んでいるわけじゃないし、そのへんは勘違いしてもらったら困る。選手たちは今までキャンプを一生懸命頑張っている」と強調した。

ドラフト1位の森木大智投手(18=高知)が登板予定だったシート打撃も見送りとなり「またピッチングコーチと随時ミーティングをしているので、メニューとか考えながらやっていかなきゃいかんとなと思う」と日程の再考を迫られた。