2番手で登板した日本ハム伊藤大海投手(24)は、3回を投げ1安打無失点。「三振を取る場面とそうでない場面のメリハリをつける意識を持って投げました」と振り返った。

キャンプから試しているというスローカーブも投じた。「コロナで出遅れましたけど、その期間にカーブを見直したいなと考えて、キャンプでスピードを落としても意外とコントロール出来たので、いけそうだなと思った。コロナの恩恵です」と笑った。「打者のタイミングを外して、打ち損なってもらえたら1球で済むので体力温存になる」と効果を期待している。この日は83キロのスローカーブで4番村上から空振り三振も奪った。「全力ではなく、力を抜いたボールであれだけの打者から空振りを取れたのは気持ち良かった」と笑顔で話した。

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今年最長の3回を危なげなく投げきり「出遅れの影響も思っていたよりなくて、順調に来ている。慎重に投げましたけど、試せることは試せたので、次につながる良い3イニングだったと思います」と納得の表情を見せた。出遅れたアクシデントさえもプラスに変えて、2年目のさらなる飛躍につなげる。