4年連続の開幕投手に内定している広島大瀬良大地投手(30)が4回1失点と順調な仕上がりを見せた。西武戦(マツダスタジアム)に先発。3回までは1人の走者も許さないパーフェクト投球だった。「ある程度いいボールもあった。全体的には納得できるボールも多かった」。本拠地での今季初登板を終え、充実した表情だった。

【関連記事】広島ニュース一覧

「情けなかった」と振り返ったのは失点した4回だ。先頭の呉念庭に四球を与え、この試合初めての走者を許した。「チームとして先頭の四球、無駄な四球をなくそうとしている中で僕が無駄な四球をやってしまったのは情けない」と猛省した。後続の二塁打と内野ゴロで先制点を失った。「あの1点は僕のミス」。失点につながった先頭への四球を悔いた。

それでも試合は4回1失点とまとめてみせた。バッテリーを組んだのは育成の持丸だったが「僕が気持ち良く投げられるようにリードしてくれた」とたたえた。「(調整は)順調に来ている。あとはセットポジションで強いボールを投げられるように」。3月25日DeNAとの開幕戦(横浜)へ万全の状態に仕上げていく。【前山慎治】