左打者対策バッチリ!!開幕ローテ入りが確実視されるヤクルト高橋奎二投手(24)が、中日とのオープン戦で対外試合初登板し、3回を1安打無失点と好投した。

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1回1死、大島を外角低め142キロで空振り三振に仕留めると、2回無死一塁では同じコースで高橋周から空振り三振を奪った。どちらもカットボール。精度の向上に取り組んでいる球種で結果を残し「思ったよりバッターの反応も良かった。左バッターが苦手な部分があったので、有効的に使える感じはありました」と手応えを示した。

昨季は対右、対左ともに被打率2割9厘。特に左打者に弱いデータはないが、打たれているイメージがあったのだろう。「去年は左に関してはチェンジアップが多かったんですけど、カットで空振り取れたので、そこは収穫かなと思います」とうなずいた。チェンジアップと対になるカットボールが機能すれば、投球の幅も広がりそうだ。

1月23日にコロナ陽性判定を受け、キャンプ2軍スタートと出遅れたが、その後は順調。「ここから長いイニングになってくると思うので、そこでバランスを崩さないように」。期待の左腕が着実にステップを踏んでいく。【鈴木正章】